生きることと、トレードオフ
思ったことをただひたすらにまとめて書いていく回です。
生きる
昨日の夜、少しブログを書いてたけど、結局まとまらなくてやめた。今見たら下書きにも残ってなかったから、一から書き直し。
2021年、コロナのことが無かったとしても自分にとって印象的な年で、きっと後で思い返した時に、「あそこで何か変わったよな」って思う気がする。まだ半分と少ししか経ってないけど。
自分の人生生きてきた中で、最大の恐怖、幸福、不安、緊張、希望、絶望、色んな感覚の最大値が今年に集中してた気がする。その結果、今はすごく穏やかな気持ちになってる。
仕事のことも、生活のことも、音楽のことも、人間関係も、全部変わりつつある。現在進行形で。そんな中で、変わらない自分を大切にしたいと思って、音楽を聴いたり小説を読んでた。
2021年の前半は、自分のかつて好きだった音楽とか、物語に何も感じられないようになってた。それも一つの変化と思っていたけれど、やっぱり違う。頭も心も疲れたり、麻痺していたんだと思う。
それを、少しずつほぐしてあげた。人と会ってみたり、自分の中に潜ってみたり、文字を追いかけたり、音楽に触れたり。
そうしていく内に、少しずつ戻って来た。空気公団が身体に浸透する感覚も久しぶりだった。
あとは、「青の数学」って言う小説を、発刊された2016年当時からずっと何度も読み続けてる。2016年の自分は、「この中に自分の求めている答えがありそうだ」って本気で思ってた。
それから2年3年とたつにつれ、「本の中に答えは無いよな」って思うようになる。
そして今、不思議だけど、また「やっぱりここに答えがありそうだ」って思う。本当に、毎日読んでいて、どうしてこんなに好きなんだろうって思う。文章の1行1行まで好き。
そういう感覚を取り戻しながら8月後半になって、ここから自分はどうしていくだろう、って考えてる。
音楽
音楽が必要だ。音楽をあまり必要としない人生もあっただろうし、そこへ行ける可能性もあったけど、今はもう必要とするルートに乗ってしまったって感じてる。
「青の数学」の中で、数学の才能のことを「役に立ってるのかどうか分からない」「まるで呪いみたい」「自分の物なのに、自分で選んだわけじゃない」って色んな言い方をしている。
僕は、青の数学は王城先生自身の「小説を書くこと」に対する思いを、数学ってテーマに乗せて100％吐き出した作品だと思ってる。
それはきっと、あらゆる才能に言えることで。
「自分で選んだわけじゃない」「役に立っているか分からない」「まるで呪いみたい」な、そんなものを自分が持ってるって知った時、人はどうすれば良いのか。
きっと、僕が知りたかった答えはずっとそこに在ったのだと思う。
物語の冒頭で「数学って何？」と問われ、最後に、「生きることそのもの」と答える。それは「小説を書き続ける」って宣言であると同時に、「貴方の持っている才能は、その呪いは、生きることそのものなんだ」って言われている気がする。
僕らは、皆何かの呪いに掛かってる。消えない呪い。
消えないなら、使い続けるしかない。出来れば、人を幸せにするような方向に。
www.youtube.com そういえば、初めて人の歌にコーラスを入れるってことをしてみた。Twitterで仲良くして頂いてるまゆーしゃさんの弾き語りに、勝手にコーラス入れてコラボ。即興の弾き語りに、深夜の勢いで入れたコーラスだけど、良い感じになったと思う。
その流れで、もう1曲。自分で歌って自分でコーラスしてみた。昔からハモるのは好きだったけど、やっぱり楽しい。曲聴いてると、「こういうコーラス入れたいな」って言うのが結構浮かぶ方で、音を重ねるのも好きだ。
トレードオフ
何かをするって言うのは、何かをしないってこと。
音楽のことを考えると、頭の中の大部分を使うから、他のことにあまり頭を使えなくなる。トレードオフだよなって思う。
シンクロニシティって言葉がある。意味のある偶然が重なる、って言うような意味。2021年の過ごした流れを思い返すと、「曲を作りなさい、完成させなさい」って、誰かに言われてるんじゃないかって位、道を作られている感じがする。
自分の意志とは別の所で、「音楽を、やれ」って言われているような。
抵抗するのをやめて、自分に出来ることを全部やってみたい。怖いけど。
ふと思い出したけど、今のこの感覚、バンドメンバーが見つかる前の1人だった時の感じに似てるかもしれない。全く何の根拠も実績もなく、「バンド、出来るだろ多分」で動いてたら本当に良いメンバーが集まってくれた。もう一度同じことは出来ないけど、違う形で何か起こせるのなら、きっと面白くなる。
それでは！最近身体がずっとフワフワしてる感じがする。
